Tuesday, September 8, 2015

旅の思い出  木星から満月海岸へ(出雲経由)編 201509 Tour Day 2

皆さんやっほー。
旅の思い出二日目。
昨日みたいなハイなノリではやっぱりもう書けないけど、
さあいってみよう。


二日目の朝。
ぐーぐー寝るゆうへいくんとわたしは
朝七時半から手にノンアルビールを持つしゅんぼうに布団をはがされ
二日目をスタート。
ジュピタリアンヒルは、その名前の通り木星人の丘。


月と星明かりしか無い闇夜から一転、夜が明けて外にでると
「あれまあ!なんと不思議な気持ちいい場所に」
という感じ。

丘の下は日本海。振り返ると大山。

どこにも無い国みたいだし、
アリゾナとかユタの
ニューエイジの人がいっぱいいた砂漠と岩山の途中にあるオアシスみたいでもあった。


前日の夜、皆生温泉に一緒にいった、「のあ」で出会ったみなちゃんは
「ジュピはね、縄文って感じがする場所だよ〜」と言っていた。
皆が懐かしく思う、土地が昔からの力を持つ場所なのかな。

ねぼけた顔でこの丘の主、山ノ内さんに泊めてくれたお礼を言う。

山ノ内さんは目がきらきらしてシャープで、筋肉もりもりで、
Tシャツをズボンにしまってて、
とってもキュートなおじさんでした。
(ちなみに私はTシャツをタックインしてる男の子が昔からすごい好きなのだ。現代日本にはあまりいないけど。。。)


ピーターバラカンのラジオを聞きながら
山ノ内さんの作ってくれた朝ご飯を外のテーブルで皆で食べる。
流れてくるブルースに思わず子供みたいに足踏みならしている山之内さんを見て、
そして、あたり一面に置いてある作品が
あまりにエゴが無くて、
自然でほんとうにすぅっとしてて気持ちよくてワイルドで、
もっとここにゆっくりしてみたかったなあ、と思った。

しかし、今日から車を出してくれるゆーりちゃんも待たせていたし、
ごはんを食べたら、もうすぐ完成するドームで
エホマイをチャントさせてもらって、
浜田へ向けて出発!
またここはじっくり訪ねたいなあ。


道中、せっかく来たんだからと出雲大社へ。
神社って写真撮る気持ちにならず何も写真ない。
四拍手するのしらないで、まちがえちゃったよ。
でもいいの、気持ちが大事。

近所にあった歌舞伎の始祖阿国のお墓にも行って、
大昔のアバンギャルドな女にも敬意を表しました。
うんとおいしいおそばを食べて、冷たいどら焼きを四人で分けて
また出発。


浜田につくと、またここも日本じゃないみたいな風景。
パサール満月海岸。

外のライブステージは裸足で踊る人いっぱいだった。
八月おわりの満月から始まったこのお祭りにきてる
ほとんどの皆はずっとキャンプして
この一週間ずっとお祭りしながら暮らしていたから、
すっかり村みたいになっていた。

私の出番は夜市という、中庭の市で夜更けからだったのだけど、
大雨が降り始めて、急遽屋根の下で演奏することに。
でもちょうど練習をここの建物で夕方して、
エホマイもここでチャントしてたので、逆になんか嬉しかった。


エホマイってなんぞ?って思うかもだけど、
フラで踊る前にフラの神様にその自然とつながれるようにって
ゆるしを願うチャントなのだ。
フラはやめちゃって久しいけど、
ハワイ語のチャントが本当に気持ちよくて好きで、
これまでずっとこっそりライブ前に小声でやってた。
でも、自分にとって大事なことなのに、ずっとなぜか大きい声で言えなくて。

けど、先月くらいに
「なんで小声でこそこそすんねん!大事なことだわ」
と思い直せる事があって、
おおっぴらにやるようにしたのでした。


祝詞も、お経も、メレも、グレゴリア聖歌も、コーランも。

チャントって、そして歌って、祈りだよなあって、
初心に帰っているタイミングにいる自分が、
こういう気持ち良い場所できちんとお祈りできてよかった。


石見神楽っていうこの辺りの伝統芸能の後で、すごくやりにくいかもよ〜
と言われていたし、
実際最前列で神楽を見物してて、八岐大蛇のとぐろに飲み込まれて
マジで半べそかいたんだけど、
この夜の自分のライブ自体は本当に100パーセント集中できた。

知らないお客さんが後で
「久々に泣いちゃった〜と言っていた人もいたよ」
と教えてくれたし。
ライブ前まで只のよっぱらいだった、
2時間前に会ったいしちゃんに、ライブ後あやうくちゅーされかけた。


良い仕事ができたのかな。
と胸はって思えた夜でした。
(ちなみに操は守りました。んなもんねーけど!)



その後、畳の部屋で、皆で車座になって
うたったりギター弾いたりめいめい語ったり夜更けまで過ごした。
その半分が、その夜出会って、もう会うことはないかもしれない人たち。
なんだか、まっとうな青春の夜みたいで
本当に幸せだった。

テントはゆーへーとしゅんぼうでむさ苦しいし、ゆーりちゃんの車も、
夜から合流したえりなちゃんとで手狭そうだったから、
私は、この時点でまだ会ったこと無いカカオ君の車で寝かせてもらった。
防波堤を目の前に、雨の音と波の音で、
一人で怖いかな〜寝れるかな〜と思ったけど
これまたすぐ眠りの世界へ。


さあ、旅も後一日。
続きまーす!

ゆき














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